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安保真が放つ「滲み画」の持つ新たな可能性

北海道常呂郡佐呂間町生まれ
幼少期に千歳市に移住、アイヌ文化と出会う。
北海道造形デザイン専門学校グラフィックデザイン科卒業後、福祉施設職員、CM制作会社に勤務。
その後フリーランスのデザイナーになり、POLO.B.C.S札幌専属デザイナーとして契約。ロゴデザイン、カットソーデザインを手掛ける。
1993年滲み画の原形が生まれ墨遊家として歩みだし、1994年には滲み画の技法を確立。
「日本の新しい墨絵」としてNHKテレビに出演紹介され、現代墨絵作家として本格的に活動を始める。
現在、百貨店を中心とした企画展、海外の国際芸術祭に数多く参加。
また、保護猫である愛猫MOMOCOをモデルにプライベートブランド「Amchou Land」を立ち上げ、イベントなどを通して「殺処分ゼロ」を呼びかけている。(イニシャルギャラリーHPより)


プロフィール 北海道常呂郡佐呂間町生まれ、その後千歳市に移住、アイヌ文化と出会う。北海道造形デザイン専門学校グラフィックデザイン科卒業後、福祉施設職員、CM制作会社に勤務。その後フリーランスのデザイナーになり、POLO.B.C.S札幌営業所の専属デザイナーとして契約、ロゴデザイン、Tシャツやポロシャツなどのカットソーデザインを手掛ける。1993年、滲み画の原形が生まれ墨遊家として歩みだし、1994年には滲み画の技法を確立、日本の新しい墨絵としてNHKテレビに出演を切っ掛けに現代墨絵作家として本格的に活動を始める。現在、安保真の作品は海外からも高い評価を得、国内では百貨店を中心に企画展が開催され、また海外の国際芸術祭に数多く参加、現代墨絵作家安保真のアイデンティティは世界へと広がりを見せています。また、愛猫MOMOCOをモデルにプライベートブランド「Amchou Land」を立ち上げ、猫フェスなどにも参加している。

                        安保真事務局                      


主な受賞歴 1995北海道書作家協会〈第10回書作家展)奨励賞 1996東京国際美術協会(第19回国美芸術展)秀作賞   2002サオバンアート(第1回タロットデザイン賞)グランプリ 2007全国染職連合会(第11回全国きものデザインコンクール)日本絹業協会賞 2007朔日会(第76回朔日会展)入選 2010欧州美術クラブ(第11回日本フランス現代美術世界展)日本フランス現代美術世界展賞 2013雪梁舎美術館〈第15回雪梁舎フィレンツェ賞展)入選 2015銀座画廊主催(美の起源展)入選 2017NEKOISM優秀賞 2020(第230回ル・サロン2020)MENTION受与など他多数。

 


コタンコロカムイを描く理由 アイヌの人々はシマフクロウをコタンコロカムイと呼び最高位の神様として崇めている。北海道で生まれ育った一人の人間としてアイヌ文化に敬意を込め、絶滅危惧種であるシマフクロウを生涯のモチーフとして描くことを決意した。北海道の先住民族であるアイヌ文化を外して日本を語れず、自然との共存、環境汚染、人種差別、社会の在り方、自己の存在意義など作品を描く中で様々な問題を見直し考えるきっかけともなり、アイヌ文化が私の作家活動に大きな影響を与えてくれた最も大切にしているアイデンティティとなっている。


主な活動歴 1995(阪神淡路大震災アートボランティア)神戸 1997(街角キャンパス仕掛け人展)札幌芸術の森 1998(梟と森展)三越スカイギャラリー千歳 1999(森の仲間たち)'00'07北見東急百貨店 1999(北のデザイン展)北海道立近代美術館 2001(北海道黒松内町成人式講演)黒松内町  2001(サッポロ ユニバーサルコミュニケーションアート フェスティバル企画)札幌芸術の森   2001(ソウル国際芸術祭、招待)’07韓国 2001(フィンランド国際芸術祭、招待)フィンランド 2002(振龍美術)中国  2004(滲み画展)’05'07大丸百貨店神戸店 2004(安保真展’05'06'07'11'12’16’17’18’19)加西ふく蔵 2007(安保真展)tv.asahi企画東京六本木ヒルズ 2008(安保真ふるさと展~例年)佐呂間 2008(安保真展’09'11’12’15'17'19)札幌三越 2010(欧州美術クラブ.第41回国際フランス美術賞展)フランス’11(第12回日本フランス現代美術世界展)東京’11(第43回メキシコ美術賞展)メキシコ推薦出展 2012(NEWYORK ART EXPO 2012)アメリカニューヨーク出展 2014大阪教育大学キャリア支援センター講演


今から約30年前に作った作品

 子供のころから道端に咲くたんぽぽの綿毛が大好きだった。

 何処か健気でカワイく、また新しい世界へと飛び立つたんぽぽの綿毛が羨ましく思えていた。

社会人になって安定を手に入れたが夢を持てないことへの不安、 苛立ち、憂鬱が僕を襲う日々。

いつかたんぽぽのようにありふれたものであっても、

直向きで自由に自分の道を自分の力で切り開き、

突き進みたいと強く思った。

そしていつの日か、このたんぽぽの綿毛と一緒に夢に向かって羽ばたきたいと願い瓶に詰めたものです。

そうこのたんぽぽは、あの日のぼくそのものなんです。               安保真


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