[nijimiga]Original technique


現代墨絵作家「あんぼ まこと」の作品を世界に!

「滲み画」の持つ魅力と可能性

 producted by Ambo Makoto Official

 安保真公式youtubeチャンネル

 

一滴の水から始まる安保真の世界は、新しい日本の墨絵「滲み画」として生まれました。

 

それは、長い墨絵の歴史でありそうでなかった全く新しい技法であり表現方法です。
墨を付けた筆で直接和紙に描くのではありません。(HP/新しい日本の墨絵「滲み画」・参照)
墨の入った水たまりが乾いた跡の集合体なのです。

 

その最大の特徴が、墨入りの水たまりを幾重にも重ねていくことなのです。

 

幾重にも重ねられた墨入りの水たまりの集合体は美しい陰影をつくり、神秘的な深みを生み出します。

 

しかし、墨を重ねているにもかかわらず他に例を見ない透明感をだします。

 

時間を掛けて丁寧に描き込んだ滲みの集合体は、

 

新たな墨絵の歴史に名を残す安保真にだけ許された特別な墨絵であり、

 

それが「滲み画」なのです。

 


① たっぷりの水をつけます。水の表面張力を生かすことが重要です。

 

② 線や影にしたい場所に墨を入れます。水が紙に浸透する前の墨入れがポイント。

③ 余分な水を吸い取ります。滲み画はこのパーツの集合体で描くのですが、立体感を出すためには乾いた上から何十層にも重ね描かなくてはならず、とても多くの時間と根気の必要な作業なのです。


滲み画の完成
 
1993年、一滴の零したコーヒーから生まれた滲み画はそれなりに評価を受けるまでになりました。しかし今まであった墨絵と多少技法が違えども見た目にも大きな差はなく、新しい墨絵として世に出て行くにはまだ弱すぎました。もっと特別で、もっと繊細に、そしてもっと安保らしい白と黒の世界を目指すべく描き研究し続け、1994年32歳、現在の滲み画のスタイルが完成しました。偶然から生まれたとはいえ、自分だけの絵のスタイルができた喜びは 憧れだったアーチストへの道がとても身近に感じ始め、この世界でもう少し頑張ってもいいよ!と神様からお許しをもらったようでした。一滴の水と一滴の墨、新しい自分だけの光と影が確かにこの時どこからともなく見えないチカラちなって降りてきたようだった。
安保真         

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